新潟県生まれの絵師、尾竹越堂・竹坡・国観の三兄弟の作品集です。 富山県民にとっては、「はじめまして」ではないと思いますよ。売薬さんがオマケとして配っていた「売薬版画」の多くをこの兄弟が作っていたからです。富山市売薬資料館には、そのころ（明治20年代）の作品が保存されていて、本書の「富山時代の尾竹国一（越堂）と弟たち」という章は、同館館長の坂森幹浩さんが執筆しています。 求龍堂 A4判並製 222頁 2024年11月2日発行